今日は、知られてそうで意外に知られていないiDecoについてご紹介します。
iDeCoは、投資信託や定期預金を積み立てるだけで、普段支払っている税金が大幅に安くなります。
税金が安くなると言うことは、国もおすすめしていると言うことです!
つまり、実質的にある程度所得があり、節税もしたいし、将来のために老後資金を作りたい人は、必ずやるべきものです!
やらない理由はありませんので、今すぐ口座を開設しましょう!
私は、名前を聞いてはいたものの、ずっと手続きが面倒だと聞いていたため、やらずにいました。
でも、税金対策、老後資金を考えたときやらないという選択肢はありませんので、重い腰をあげやり始めました。
ぜひ、みなさんもこれを機に始めてください!
これを読んだが吉日です。
明日に回すとまたやらなくなります。
いますぐ始めましょう!
なるべくわかりやすく解説します!
Contents
iDeCo イデコ(個人型確定拠出年金)とは何か
まず、iDeCoとは、個人型確定拠出年金制度の英訳である「individual-type Defined Contribution pension plan」の頭文字を取って名付けられました。
iDeCoは、基礎年金、厚生年金保険などの公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金のひとつです。
要するに国に年金を任せるだけでなく、自分でも年金作って行きましょう!という制度です。
そのため、国民が自分で老後に備えてくれたら国としても嬉しいので、税金が控除されます。
2017年1月から専業主婦(夫)、公務員を含め、基本的に60歳未満の全ての成人が利用できるようになりました。
だれでも入れると言うことですね!
掛金を60歳まで積み立て、60歳以降に積立金を取り崩して年金のように給付を受けられます。60歳以降なら一時金で一括受け取りもできます。
ただ、50歳以上で加入し、通算加入者等期間が10年に満たない場合は、受け取れる年齢が繰り下がります。
これらを聞いて分かるように、自分で作る年金ですね。
オーダーメイド年金というところです。
掛け金は、減額できますし、掛けない月があってもいいのですが、ここで注意です!
60歳までは引き出すことはできません。
完全に長期目線の資産運用となります。
ということは、一刻も早く、若いときに入ることをおすすめします。
受け取る額は運用成績によって変動します。
加入者が毎月一定の金額を積み立ていくことになります。
金融商品の中には、定期預金・保険・投資信託があり自分で選んで運用していきます。
完全に貯金だけがしたいという人は、リスクのない元本保証の定期預金でもいいんです。
私は、もちろん投資信託を選んでいます。
積み立てながら運用し、将来少しでも多くもらえたら嬉しいですよね。
投資信託は、元本割れのリスクがあります。しかし、増える楽しみもできます。
せっかく節税できるのだから、少しリスクをとっても良いと私は考え、投資信託を選んでいます。
1ヶ月の掛け金はいくら?
iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めると、毎月、一定額を積立てることになります。
先ほど言いましたが、月によって積立金額を減らすことも自由にできます。
掛け金は、人それぞれ違いますので、分からない場合は職場に確認しましょう。
わたしも病院に確認したらすぐ教えてくれましたよ。
念のため、下に職業による拠出限度額を書きます。
<拠出限度額(1月に積み立てできる最高額)>
職業 | 上限金額 |
---|---|
公務員 | 月額1万2000円 |
会社員(企業年金あり) | 月額1万2000円・2万円 |
会社員(企業年金なし) | 月額2万3000円 |
専業主婦(夫) | 月額2万3000円 |
自営業 | 月額6万8000円 |
私は、国立大学病院勤務医ですので、公務員扱いになり、月額1万2000円が積み立てできます。
本当だと、もう少し積み立てできると嬉しいんですけどね。
それは、国が決めたことですから仕方ありません。
掛け金は、減額したり、中止したりできます。
出費が多い月には、ありがたいですね。
節税されるのは何がどのように節税されるの?
ここがみなさんの一番知りたいとこだと思いますので、詳しく分かりやすく説明しますね。
節税ポイントは3つあります!
①積み立て時に節税
積立額(掛金)の全額が所得控除となり、課税されませんので、「住民税」と「所得税」を軽減されます。
私の場合は、月額12000円づつ積み立てることができます。
節税効果をみてみると、年間約61000円の節税になるそう。
これが、例えば30年かけられるとしたら、生涯で61000円×30年=183万円の節税になるわけです。
やらないなんてもったいない!
②運用時に節税
投資信託などの金融商品で運用する場合、通常だと20.315%の税金がかかります。
しかし、確定拠出年金で運用した場合には、運用益がすべて非課税になります。
本来は税金として引かれるはずの運用益の回すことができるんです。
ということは、複利が大きくなり、通常よりもにお金を増やすことができる可能性が増えますね。
③受け取り時に節税
受け取りは、一時金、年金ともで受け取ることができます。
そして、両方ともに節税効果があります。
年金で受け取る場合は「公的年金控除」、一時金で受け取る場合は「退職所得控除」が適用され、以下のように税金が優遇されます。
勤続年数 | 退職所得控除 |
---|---|
20年以下 | 40万円 × 勤続年数(80万円以下のときは、80万円) |
20年超 | 800万円 + 70万円 ×(勤続年数 - 20年) |
例えば、積み立て期間が30年の場合、退職所得控除額は
800万円 + 70万円 × (30年 - 20年)=1,500万円なり、1500万円までは非課税となるんです!
すごいですよね。
また、年金として受け取る場合は、
公的年金等の収入の合計額が65歳未満だと70万円まで、65歳以上だと120万円までは税金がかかりません。
iDeCoの始め方

では、iDeCoはどうやってはじめるかをさっそく書いていきます。
iDeCoの利用には証券会社に登録し、専用口座を開設する必要があります。
私は、iDeCoの運用商品が一番多い、SBI証券 を利用しています。
SBI証券 は口座開設料、管理料ともに手数料無料です。
証券会社の中では、口座管理料がかかるところもたくさんあります。
そこにお金を払うなら、ほかで投資するほうがいいです。
これから長く運用するので、塵も積もれば山となる、
ということで、なるべく口座管理料がかからないところを選びましょう。
SBI証券 は圧倒的な運用商品の多さも魅力です。
楽天証券も口座管理料無料ですし、運用商品もSBI証券 よりは少ないですが、おすすめです。
では、前置きが長くなりましたが、iDeCoの始め方です。
最初は、書類が面倒ですが、やってしまえば、後は放置で大丈夫ですので、忙しい人も最初だけ頑張りましょう。
わたしも、最初だけ頑張り後は放置で、少しずつですが、利益出てます。
①まずSBI証券 開設します(もちろんほかの証券会社でもOK、これは私の場合です)。
②iDeCo用の専用口座が必要ですから、証券会社にiDeCoの資料を取り寄せます。
③iDeCoは、会社(私の場合は病院)に、専用口座を開設するために証明が必要ですので、証明を出してもらいます。証明書は、証券会社が用紙を送ってきますので、それに証明してもらいましょう。
④証券会社に書類を送り、iDeCoの専用口座が開設されるのを待ちます。
国民年金基金連合会で加入資格をもらわなければ、iDeco専用口座を開くことができません。
加入資格がでれば、「IDおよびパスワード」が発行され取引開始となります。
加入申出書類一式 →毎月1~5日(※1)までに当社着分→ 翌月中旬に発送
加入申出書類一式 →毎月6 日(※1)~月末までに当社着分→ 翌々月中旬に発送
このように、結構時間かかります。
気長に待ちましょう。
⑤iDeCoの専用口座が開設されたら、証券会社から運用商品を選びます。
もう、ここまできたら、運用商品を選んで積み立てるだけで終了ですね。
あとは、放置するのみです(笑)。
時間は少しかかりますが、そんなに難しくありませんね。
運用商品を選ぶ、何を選んだら良いの?
やっと開設までこぎつけたけれど、じゃあ、どの運用商品を選べば良いの?ってことになると思います。
私もそうでした。
選ぶポイントを書いていきますね。
①信託手数料が安いところを選ぶ
今後長く運用しようと思った時、信託手数料も馬鹿になりません。
投資信託の信託報酬は、運用資産残高に対して毎年一定料率がかかってきます。
長く運用すればそれだけ運用資産にかかってくるわけですから、なるべく安いところを選ぶのが良いと思います。
インデックスファンド型の投資信託は、信託手数料が安い傾向にあります。
②インデックスファンド型を選ぶ
インデックスファンドは、日経平均株価やNYダウなどの株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託の1つです。
初心者の方は、これを選べばよいのではないでしょうか。
わたしもインデックスファンド型投資信託を選んでいます。
先ほども書いたように、インデックスファンド型の投資信託は、信託手数料が安い傾向にあります。
今後、長い運用を考えたときに手数料が安い方が後々に影響します。
③日本株だけでない、世界・先進国株取り入れた投資信託を選ぶ
私は、日本だけでなく世界の株を持ちたいと考え、先進国株を引用している投資信託を選んでいます。
というのも、以下の写真を見てもらえば一目瞭然ですね。

残念ながら、上の写真で分かるように、日本株全体で見た場合、ここ28年くらいほとんど上昇していないんです。
もちろん、急速に上がった株もありますよ。
ただ全体として見た場合は、停滞しています。
一方、アメリカ株をうまく取り入れていた人は、28年間で運用資産が7倍になっていると言うことです。
ということで、私は先進国株が含まれている投資信託を選んでいます。
④アクティブファンドはリスクをとりたい人にはよいかもしれない
アクティブファンドはプロが積極的な運用を行い、利益を追求してインデックスファンドを上回るリターンを目指す投資信託です。
ですので、信託手数料もインデックスファンドに比べ、高めです。
でも、実は、いままで、ほとんどのアクティブファンドはインデックスファンド以上の結果を残せていないのが現状です。
アクティブファンド選びには、注意が必要ですのでよく考えましょう。
まとめ
iDecoを今すぐ始めた方がよい理由、開設方法、選ぶファンドについて説明しました。
これ読んだ人は今すぐ始めましょう。
早く始めた人が得をする制度です。
iDeCoを開始しておけば、老後の安心に繋がりますし、運用する楽しみができると思います。
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