今回も資産運用のお話です。
みなさん、着実に投資し、お金に働いてもらっていますか?
投資方法のなかで、これは、早めに始めた方がいいものをご紹介します。
NISA、つみたてNISA、ご存知の方、聞いたことがある方も多いと思います。
ただ、めんどくさそうと思い、やっていない方も多いのではないでしょうか?
私も2018年まで投資なんてやったこともありませんでしたから、その一人でした。
名前は聞いたことあったんですけどね。
証券会社に直接行って口座を作らなきゃいけないと思ってましたし、まあ、私には無理だと思ってましたね。
でも、やってみたら、ネット証券会社で簡単にできますし、証券会社まで直接行く必要もありません。
全部ネット上でできました。
すごい世の中や~(笑)。
初めて株や投資信託を購入してみたい方、購入額は制限されますが、利益が出た場合の税金が課税されない制度を使わないなんてもったいない!ですね。
むしろ、投資初心者だからこそ使ってほしい制度とも言えます。
では、NISA、つみたてNISAについてお話ししようと思います。
以前記事に書きましたが、私が投資を始めようと思ったときに、早めに始めたのが、つみたてNISAです。
以前NISAについて書いてある記事です。興味ある方は併せて読んで下さい。
→着実に増やす資産運用、おすすめ方法を多忙で女医の私が大公開!
NISAとつみたてNISAの違い、知っておくとよいことなどまとめておきますので、これを機に始めてみてはどうでしょうか。
日々こつこつ積み立てていくドルコスト平均法は、負担も少なく投資をするのに大切と感じています。
ですので、わたしはつみたてNISAを選んでいますが、どちらが合うかは自分で考えて選んでくださいね。
私が選んだ投資信託も紹介しますね。
運用成績も出しちゃいます!
Contents
NISAとつみたてNISAとは、何か?何が違うのか?

下に表で分かりやすく書いてありますので、よければそちらも参考にしてください。
NISAとは
NISAとは、2014年1月にスタートした、私たちのような個人投資家のための税制優遇制度です。
NISAでは毎年120万円の非課税投資枠があり、株式・投資信託等の配当・譲渡益(利益が出た分)等が非課税対象となります。
NISA口座では、毎年120万円(2015年以前は100万円でした)分の株式や投資信託などが購入可能です。
つまり、各年に購入した金融商品を保有している間に得た配当金や、値上がりした後に売却して得た利益(譲渡益)が購入した年から数えて5年間、課税されません。
非課税で保有できる投資総額は最大600万円となります。
例えば、5年間で600万購入後に配当や売却により700万円になったとします。
100万円の利益ですから、普通であれば、税率20%ですので、20万円を税金として納めなくてはいけませんがこれが課税されないため、丸々100万の利益を受け取ることができます。
はい、何度も言いますが、使わないなんて、もったいないですよね。
ただ注意は、資産がマイナスになった時は、残念ながらその他の株などと損益計算ができません。
そこはデメリットですね。
NISAはいろんな商品を取り扱うことができます。
現物株式でもETFでもほとんどすべての投資信託でも選択肢となりえます。
つみたてNISAとは
つみたてNISAは、2018年からはじまる新たな少額投資非課税制度です。
NISAよりさらに新しい制度です。
つみたてNISAでは、毎年40万円を上限として一定の投資信託が購入可能です。
月々平均で割ると33333円積み立てていくことになります。
もちろん、月々積み立てたり、日々積み立てたり、上限額以下であれば自由に積み立てていくことができます。
積み立てない月や日があってもOKです。
こちらは、基本、月々積み立てになりますから、高掴みのリスクを減らし、ドルコスト平均法で積み立て株数を増やすことができます。
ドルコスト平均法とは、一定額積み立てていく投資において、値段が下がっているときには株数を多く買うことができ、値段が上がっているときは株数を少数しか買えないため、のちのちのパフォーマンスがかなり変わってきます。
資産運用するには、ドルコスト平均法は大切な概念になります。
こちらも、各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益(譲渡益)が購入した年から数えて20年間、課税されません。
非課税で保有できる投資総額は最大800万円となります。
NISAよりトータルの額としては多くなりますね。
要するに、これまでのNISAと同様に毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金はゼロとなりますが、非課税投資枠が年間40万円、投資期間が最長20年という点が異なりますね。
NISAと比べ少額から毎月コツコツ、長期での資産形成を目指す方に向いた制度と言えます。
非課税期間の20年間が終了したときには、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。
そこからは、税金がかかるようになります。
現在、つみたてNISAは2037年までの制度とされていますので、投資信託の購入を行うことができるのは2037年までです。
2037年中に購入した投資信託についても20年間(2056年まで)非課税で保有することができますよ。
そこからは、つみたてNISAとしても買い増しはできなくなります。
これは早く始めないと損です。
ただ、つみたてNISAは、金融庁が定めた積立投資を前提とした、ガイドラインに沿った商品が対象になります。
インデックスファンド、アクティブファンドの一部、ETFなどが対象です。
NISAに比べると、商品数がぐっと限られてきます。
NISA、つみたてNISAの違い、表でわかりやすくまとめます
以下に2つの違いを表で表しますね。
つみたてNISA | NISA | |
非課税投資枠 | 40万円/年 | 120万円/年 |
非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 |
口座開設期間 | 2037年まで | 2023年まで |
非課税投資総額 | 最大800万円 | 最大600万円 |
対象商品 | 一定の要件を備えた投資信託 | 上場株式 投資信託等 |
対象者 | 日本在住で20歳以上(口座開設時) | 日本在住で20歳以上(口座開設時) |
必要書類 | 口座開設届出、マイナンバー | 口座開設届出、マイナンバー |
融機関変更 | 可能 | 可能 |
払出期限 | なし | なし |
どちらの制度がよいかは自分の投資スタイルから考えればよいと思います。
ある程度まとまった額を投資したいならNISA、長い間積み立てていきたいならつみたてNISAですかね。
また、投資したい銘柄はあきらかにNISAの方が多いですので、そちらも考慮に入れると良いと思います。
同時にはできませんので、どちらか一方を選ぶしかありません。
どちらもできたらいいなと思う私であります。
どの証券会社を選べば良いの?
NISAとつみたてNISAを始めるには、証券会社の口座開設を行い、さらにNISA専用口座を開設しなければいけません。
わたしは、以前から手数料が安く、株や投資信託の商品数もダントツに豊富なSBI証券

すべてネット上でできますので、証券会社に出向く必要もありませんし、時間的制約がありませんから、夜中にでもできます。
毎日の積み立てや一括設定にも柔軟に対応しています。
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株や投資信託は何を選べばいいの?
証券会社の口座、NISA専用口座が開設されたら、今度はどの運用商品を選べばいいか迷いますよね。
私もはじめは分からなかったのでいろんな本を読んで勉強しましたが、ここでは、そんな初心者の方でも分かりやすいように、選ぶポイントを書いていきますね。
投資信託を選ぶポイントは4つあります。
選ぶきっかけになると嬉しいです。
株に関しては、私も投資していますが、闇雲に買うのはお勧めしません。
自分が期待している会社、興味のある分野、割安なものを選ぶといいと思います。
①信託手数料が安いところを選ぶ
今後長く運用しようと思った時、信託手数料も馬鹿になりません。
投資信託の信託報酬は、運用資産残高に対して毎年一定料率がかかってきます。
長く運用すればそれだけ運用資産にかかってくるわけですから、なるべく安いところを選ぶのが良いと思います。
インデックスファンド型の投資信託は、信託手数料が安い傾向にあります。
②インデックスファンド型を選ぶ
インデックスファンドは、日経平均株価やNYダウなどの株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託の1つです。
初心者の方は、これを選べばよいのではないでしょうか。
わたしもインデックスファンド型投資信託を選んでいます。
先ほども書いたように、インデックスファンド型の投資信託は、信託手数料が安い傾向にあります。
今後、長い運用を考えたときに手数料が安い方が後々に影響します。
ちなみに、私が選んでいる投資信託は、eMAXIS Slim先進国株式インデックスです。
eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)は、三菱UFJ国際投信が運営する投資信託のシリーズ名称です。
投資信託の手数料には、購入時手数料、信託財産留保額などがありますが、ノーロードファンドはいずれも0円ですのでノーロードファンドを選ぶと良いと思います。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、信託手数料がなんと0.1095%と最安です。
下の図は、代表的なインデックスファンドです。eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託手数料の安さが分かりますよね。
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1095% |
たわらノーロード先進国株式 | 0.20% |
iFree 外国株式インデックス | 0.19% |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.189% |
Smart-i 先進国株式 | 0.20% |
③日本株だけでない、世界・先進国株取り入れた投資信託を選ぶ
私は、日本だけでなく世界の株を持ちたいと考え、先進国株を引用している投資信託を選んでいます。
というのも、以下の写真を見てもらえば一目瞭然ですね。

残念ながら、上の写真で分かるように、日本株全体で見た場合、ここ28年くらいほとんど上昇していないんです。
もちろん、急速に上がった株もありますよ。
ただ全体として見た場合は、停滞しています。
一方、アメリカ株をうまく取り入れていた人は、28年間で運用資産が7倍になっていると言うことです。
ということで、私は先進国株が含まれている投資信託を選んでいます。
④アクティブファンドはリスクをとりたい人にはよいかもしれない
アクティブファンドはプロが積極的な運用を行い、利益を追求してインデックスファンドを上回るリターンを目指す投資信託です。
ですので、信託手数料もインデックスファンドに比べ、高めです。
でも、実は、いままで、ほとんどのアクティブファンドはインデックスファンド以上の結果を残せていないのが現状です。
アクティブファンド選びには、注意が必要ですのでよく考えましょう。
気になる運用成績は?
現在投資開始して、3カ月が経ちます。
先程書いたように、私が投資したのは、つみたてNISAのeMAXIS Slim先進国株式インデックスです。
では、たった3ヶ月での運用成績はどうでしょうか?

含み益でてます!
嬉しいですね。
私の場合、一か月に限度額いっぱいの33333円を投資していますので、3カ月で99999円元本投資しています。
それが、101524円になりました!
+1523円です。
まだまだ少ないですが、99999円を銀行に預けていたらどうでしょう。
銀行の金利は、銀行間で差がありますが、平均的な0.001%の場合、1年で99円の利息がつきます。
これが日本の現状です。
これは、制度を利用して資産運用しなくちゃ逆に損します!
ということで、わたしはこれからも着実に積み立てて投資していきます!
まとめ
NISA、つみたてNISAについてまとめました。
始めようと思っていた方がこれを読んで、開始するのに少しでもお手伝いできれば、幸いです。
投資はリスクが全くないものはありません。
マイナスになることもあると思います。
しかし、着実に投資していき、お金に働いてもらうことで、大きな利益に結び付く可能性も十分あります。
そのためにこのような制度があるので、ぜひ、このような制度をフルに使っていきましょう。
NISA以外の制度として、IDeCoもあり、こちらは節税効果が抜群です。
こちらも合わせて読んでいただき、お金に働いてもらい、自分は楽しましょう!!
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